天使過ぎるポケモンキャラのような蚕の成虫【カイコガ】を初めて知りました。成虫になれても何も食べることなく飛ぶこともできず、目的は産卵のみで生きるのはほんの4~5日間だけの儚い命でも目的のために生きる。。。

どこかポケモンのキャラクターにも似た愛らしい姿。
えっ？これって、あの蚕(カイコ）の成虫なん！？

そう、この白くてモフモフの神秘的な可愛らしさと美しさをあわせもつ生き物が、あの養蚕の蚕（カイコ)の成虫の姿だなんて、全然知らなかった箱入り主婦baabaです。
こんばんは(~~)/

みなさんは、蚕（カイコ)の成虫のカイコガの姿をご覧になったことがありますか・・・？
箱入り主婦baabaは、ネットで見て初めて知りました。

繊細な美しさを誇る絹の糸の主役、蚕(カイコ)の成虫の儚い命

蚕（カイコ)は蛾（ガ）の仲間。
でも成虫を見ることなんてことほぼないですよねー。

養蚕のことは知ってたけど。。。
昔は、箱入り主婦baabaの友達の家でも、蚕（カイコ)を育てている家が何件かあって、桑の葉をムシャムシャ食べるたくさんの白い幼虫を見せて貰ったことあったから・・・
その白い幼虫が、成長して繭玉を作り、それが絹の糸になるってことは知ってたけど、そこから先は深く考えてみたことはなかったかも。

蚕(カイコ)の成虫を見ることがないのは、一部の繁殖用の繭を残して、他はさなぎから羽化することなく絹糸を取るために繭玉のまま生きて茹でられてたからなのね。

別に茹でなくってもいいやん！
羽化して出て来た後に糸を取ればいいのに。

って思うけど、繭は一本の糸からできていているので、繭から成虫が羽化して出る時に繊維が短く切断されるのを防ぐために、羽化する前に繭を丸ごと茹でながら、 ほぐれてきた糸をより合わせないといけないんだそう。

「カイコガ」という昆虫

ほぼ見ることのない蚕の成虫「カイコガ」
それは、野生には存在せず、人間に頼ることしか生存することができない家畜化された昆虫だからだったからなのね。

羽化して成虫になれるのは繁殖用として残されたものだけ。
成虫になっても、何も食べることなく、飛ぶこともできず、産卵し子孫を残すというのが成虫のカイコガの唯一至上の目的で、成虫での寿命はオスは交尾後2～3日、メスは卵を産んで4～5日で死んでしまうんだそうです。
この白くてモフモフの可愛らしさと美しさを長く愛でることはできません。

カイコガは 、人間が絹のもととなる繭を採集するために家畜用に改良した家畜昆虫で、野生に戻る能力を完全に失った唯一の家畜化動物だから・・・

警戒心がなく、人が近づいたり大きな音がしても逃げることもせず、食べるなどの生存能力がほぼなく、羽はあるけど飛べず、子孫を残す目的を果たすとほんの数日の短い命を終えてしまう、何とも儚い命の形態なのだそう。

今は養蚕業も衰退してしまってるけどこの儚い命が、遠い昔から人間と共存して、人間に改良され、産業を支えて来てたんだなって思うと、私たちが目にすることがないカイコガの神秘的で美しく可愛らしい姿が天使過ぎて余計に切なく感じてしまう箱入り主婦baabaなのでありました。

箱入り主婦baabaのつぶやき

先日、会社の壁にとまっていた見事な模様をした一匹の蛾（ガ）を見てから、あれこれ検索してて、初めてこの蚕の成虫カイコガのことを知りました。

正絹の着物っていいよねー。
って何気に言ってたけど、この着物の繊細な美しさを織りなしている絹の糸の主役は蚕の作る繭。その絹の糸を作る蚕の多くは成虫のカイコガになることなくその生涯を終えるのね。
もし、成虫のカイコガになれても、何も食べることなく飛ぶこともできず、目的は産卵のみで生きるのはほんの5日間だけの儚い命。それでも目的のために生きる姿に感動した箱入り主婦baabaなのでありました。

ほんと私たちが気づくこともなく、何気に送っている生活の中で、こんなふうな小さな命の上に成り立っていることが他にも多々あるんですね。

最近では、その天使のような可愛さから、自宅で繭から羽化させている方も増えているのだとか。産卵と言うカイコガの目的は果たせないかもだけど、儚い命だからたくさん愛でてあげて下さいね。
と言っても・・・
食べれないし、飛べない。
それが、何とも切ないかも＝＝；
でも、成虫になれたこと、
それも幸せなことなのかもと思ったり。。。

蚕はこれからも遺伝子置換技術で改良されて、もっともっと私たちの生活に恩恵をもたらしてくれるように開発されているんだそう。

みんな知ってる？未来に羽ばたくカイコ