「思い切って、手術適応外って言われてるけど、ダメもとでいいので取って下さいって先生に言ってもいいかな?」
そんなこんな思いで、今日はうちのおっさんと一緒に先日行った気管支内視鏡検査の結果を聞きに行って来た箱入り主婦baabaです。
こんばんは(~~)/
病理検査の結果は肺線がん、ステージはⅣ脳転移あり
う~ん、やっぱり肺がんだったか。
今日の診察で、会社の健康診断でD2判定じゃった箱入り主婦baabaの肺の白い影は、7ケ月経過観察後に外科に移り病理診断の結果、肺線がんであることが確定したと告げられました。
確定診断が出る前から、外科の先生にはMRIなどの画像診断でステージⅣ脳転移ありと先生に言われてて、それぞれの治療による余命とかのお話も聞かなきゃいいのに聞いて、うちのおっさんを悲しませてしまったけど・・・
確定診断が出るまではまだわからんって自分では思ってた節もあったんですよねー。
じゃってね、こんなに元気で食欲旺盛で無症状だから、もしかしたら、がんとは違う結果がでるかもしれないなって~~;
じゃけど、そんなふうに自分の病気なのにどこ吹く風ってな感じでいつもと変わらない生活をしている箱入り主婦baabaとは反対にうちのおっさんは、あれこれあれこれがんについて調べてみたり、なんとかならないものかといろんな治療法や自由診療を当たってくれたり、実家のお墓参りや神社に連れて行ってくれたり、写経を始めてくれたり、それに箱入り主婦baabaの免疫力があがるように、体力が付くようにとめっちゃ手を尽くしてくれてるんですよ。
そんな必死なうちのおっさんを見ながらも、まだ平常心で他人事のように感じてる箱入り主婦baaba・・・
でも、昨日言われたうちのおっさんの言葉で、やっとどうして自分がそうなんだか原因がわかったような気がしました。
これからは死を迎えるまでの未来じゃなくて生きていく未来を考える
うちのおっさんから言われたのはこんなふうなこと。
「今の箱入り主婦baabaは昨年亡くなった妹に憧れてんじゃないんか。今はあちらの世界に気持ちが強く引かれてるように思えるよ。もし自分の気持ちがそっちにいってしまってるんなら、もうこちらでわしらがどんなに一生懸命何をしてやってもどうしようもないけど、少しでもわしや子供たちのことを思ってくれてるんじゃったら、もっとこっちの現実の世界で生きたいって強く願って頑張って欲しい。」
確かに・・・
病名を聞いたとき、まっさきに頭をよぎったのは妹のことだったかも。
妹に憧れてるってことはないけど、妹の発病から亡くなるまでの3年間を知っているから、どんなに頑張ってもどうにもならないこともあるんだなって、自分では気づかない内に心に刷り込みがあって、自分の中で冷めてたのかもです。
この先、近いしい死が待っているんなら、積極的治療はせず、極力痛みも苦しさもツラさも感じないように緩和ケアをして貰って静かに終わりを迎えられればいいなってことばかりをずっと思ってた気がする。。。
じゃけど・・・
「今は20年も30年もとは言わん。せめて5年を目標に、できたら10年でもいいぞ。一緒に頑張ってくれんかなぁ。ほんでもっていつか、あの余命宣告はなんじゃったんかなって笑えるようになればいいと思うほど長生きしようや。今はがんの治療も格段に進歩しとるけぇな。」
はーい、うちのおっさんの言葉が浸みました==。
なんとなく、肺がん=死って言うイメージが強くて、余命とかも聞いていたから、心がアチラの世界に引かれつつの状態になってたのかもです。
生きる未来よりも死を迎えるまでの未来のことにばかり気持ちが傾いていたような。
じゃなくて、こんな箱入り主婦baabaのために手を尽くしてくれてるうちのおっさんや子供たちのためにも生きなければです。
治療を始める前からなんもかんもあきらめていたらいけないんですね。
死を迎えるまでの未来じゃなくて、生きていく未来を考えて前向きにならなければ。
そう前向きな気持ちになってみると、
「胸に爆弾のようなものを抱えながら、治療が始まるまでの間、転移するんじゃないか、進行するんじゃないかと待っているのは心配で不安でたまらない。」
って言ってたうちのおっさんの心情がよくわかるし、それは箱入り主婦baabaにもあるかもなので、一晩考えて・・・
「思い切って、手術適応外って言われてるけど、ダメもとでいいので取って下さいって先生に言ってもいいかな?悪いものがあるんじゃったら取ってしまいたい。」
ってうちのおっさんに言ってみたんですよ。
そしたら、初めての箱入り主婦baabaの積極的な意見に、うちのおっさんは、びっくりしながらも喜んでくれました。
ってことで、もしがんと確定診断がされたなら、手術も視野に入れて、いんや、手術適応外のステージ4じゃけど手術を一番に考えて、うちのおっさんが色々調べてくれた陽子線治療や光免疫療法やetc・・・などの自由診療も併せてやっていきたい旨を先生に伝えることに決めてたんですが・・・
がん細胞のタンパク質や遺伝子を標的としてがん細胞を攻撃する「分子標的薬」と言う治療薬を使った治療を検討
先生から、肺線がんの確定診断を受けて、持参した自由診療などの資料を出して話をしたら・・・
それよりまずは、がん細胞のタンパク質や遺伝子を標的としてがん細胞を攻撃する「分子標的薬」と言う治療薬を使った治療をと勧められました。
「分子標的薬」
分子標的薬って言うのは
がん細胞に特異的に発現する特徴を分子や遺伝子レベルで捉えてターゲットとし、がん細胞の異常な分裂や増殖を抑えることを目的とした治療薬なんだそうで、細胞を死滅させるためではなく、異常な働きを抑えるための薬で、ゲノム・分子レベルでがん細胞の特徴を認識し、がん細胞の増殖や転移を行う特定の分子にだけターゲットを絞るため、副作用がゼロというわけではないものの、従来の抗がん剤に比べて、正常な細胞へのダメージが少ないんだそうであります。
もし、治療可能な遺伝子異常が見つかった場合、特定の分子標的薬で治療を行うことで、これまでの抗がん剤治療よりも劇的に治療効果があげられる可能性があるって勧められました。
従来の抗がん剤は、異常な細胞だけでなく正常な細胞まで攻撃対象となって副作用のダメージが大きかったけど、分子標的薬は異常な遺伝子細胞を攻撃するので、従来の抗がん剤のような副作用はあまり起こらないといわれているんだそうであります。
効果があれば、普通に生活も運動もでき、長期間の延命も期待できるんじゃとか~~
とは言え、まだすべての遺伝子に対応した薬があるわけではないので、効果のある特定の遺伝子変異があるかどうかを調べる遺伝子検査の結果次第~~;
その結果が出るのが2週間後。
そう、ちょうど箱入り主婦baabaの誕生日の日であります。どうかどうか、箱入り主婦baabaの肺線がんに効果がある分子標的薬が見つかりますように(~~)/
ん?
あれれれれ?
うちのおっさんよ!
今朝話した手術の件は???
なんとなく分標的薬の話で終わりそうになったので
「先生、手術適応外かもしれんけど、肺の手術をしてから、それから分子標的薬を使うって訳にはいかないんですか?」
って、先生に尋ねたんですよ。
そしたら、
「手術出来ますよ。ただし、リンパ節摘出する時の肺動脈の処置が難しいかもしれないから単純な手術になるとは言えないかもです。脳の方は随時経過観察をしながらと言う手もある。」
とかなんとか、リンパ節や肺動脈の画像を見ながら、術法の絵を書いたりなどして説明して下さったのね。
なーんだ、手術できるんやん~~
ちょこっと気が楽になりました。
じゃけど、手術は身体へのダメージが大きいし、合併症や体力消耗のリスクもあるし、分子標的薬の治療も遅れるので、まず今はカラダへのダメージが少なく効果が高いとされている分子標的薬での治療をとすすめて下さいました。
で、もし箱入り主婦baabaの肺線がんに効果がある分子標的薬が見つからなかった場合には、ちょい難しい手術にはなるとは思うけど、手術を検討して下さるとのことであります~~
まだまだ為すすべはある!
あきらめずに、しっかりと体力をつけ、免疫力をあげなければです(~~)」
箱入り主婦baabaのつぶやき
ほんと、肺線がんの確定診断は出たけど、まだ治療は始まってないから言えるのかもだけど、いつもと変わらずめっちゃ元気です。
体力をつける為によく食べ、よく運動してる・・・って言ってもジムでスタジオエクササイズに励んでるだけなんですけどね~~ 笑って、しゃべって、汗を流して、めっちゃ楽しんでいます。
肺線がんの確定診断を受けた今日もジムに行って、ボディジャムとボディコンバットの新曲のエクサイズをして来ました(~~)/
ボディジャムの新曲103・・・
意外としんどかったぁ~~;
進行方向とは逆回りしたりなんぞして、お隣の人に迷惑をかける(苦笑)
いつか軽やかにターンができるようになるんじゃろうか~~
でも・・・
まだジム友には肺がんのことは話していないんです。箱入り主婦baabaの肺がんのことを伝えているのは会社の方と子供夫婦にそれと妹夫婦とかだけ。
と、他にも少々(笑)
「肺がんになってしまった。」って伝えたら、きっと多くの人たちは「肺がんイコール死」をイメージされて、腫れ物に触るような感じでお気遣いをして下さる方がほとんどだと思う。治らない不治の病だとか、余命が短いとか、最期まで闘うとか、可哀そうなイメージしか持たないと思うんですよねーー;
そんなん嫌じゃもんね。
じゃって、がんになっても、ごはんも食べれてるし、息もしてるし、運動だってできるし、笑ったり怒ったり、はぶてたり普通に生きてますから(~~)/
がんの診断を受けても、毎日の暮らしは続きます。
このまま周りの方々にはご心配やお気遣いをさせることなく、ずっと普通に暮らしていけたらいいなぁ。
にほんブログ村