毎週楽しみにしているTBSの日曜劇場なのに、なんで今回のドラマは「日本沈没ー希望のひとー」なんでしょうねー。
日本沈没かぁ・・・。
日本沈没と言えば、大地震、火災、津波、洪水、噴火、爆発etc・・・
日曜日の夜に見るドラマにしては、ちょこっと内容が重すぎる気がしてた箱入り主婦baabaです。こんばんは(~~;)
でもっ!
考えるに総選挙前にして始まったTBS日曜劇場「日本沈没ー希望の人ー」
このドラマは有能な官僚や政治家や学者などが、古い考え方や確執のある体制の中から立ち上がり真のリーダーとなって奮闘するドラマですから、今回の総選挙と合わせて考えてみると、なんらかの意図があったりして???
どうかどうか今回の選挙でえらばれる方々は、ドラマ同様に現在の日本の状況を救える有能で周囲の意見に惑わされない熱い信念を持った真のリーダーたちであることを希望します(~~)/テヘッ
なーんちゃって、皮肉か(笑)
日本沈没(submersion of japan)
話はもどって・・・
「日本沈没」は、小松左京が73年に発表した長編SF小説で、原作では、京都や東京で巨大地震が発生し、津波が起こり、火災が発生し、富士山が噴火し、四国をはじめにして次々と海中に沈没していき、北関東が最後の大爆発を起こして日本列島は沈没して完全消滅するんです。
ってことは・・・
この小説をベースにしてるってことは、いくらオリジナルキャラクターたちを加えて原作をアレンジしているとは言っても、ドラマの中には迫りくる沈没と言う未曽有の危機の中に起きる災害のシーンが必要不可欠なはずですよねー。映画ほどではないと思うけど、「日本沈没ー希望のひとー」ではどこまで描かれるんでしょうね~~;映画のように日本が爆発を繰り返しながら海の中に沈んでいく最期の姿見たくないかもですーー。
でも!たぶん・・・
このドラマは、TBSのドラマ日曜劇場でありますから、きっと阿鼻叫喚のパニック部分のシーンは少なめで、真のリーダー達が立ち上がり知恵を振り絞り、日本存亡の危機の中いかにして日本国民を守るか、1人でも多くの国民を助けられるように尽力する熱い姿を描く社会派ヒューマンドラマになるのかなって思ってます~~
「日本沈没ー希望のひと―」のテーマは「未来への希望」
じゃってね、今回のドラマは、絶望が目前に迫る中、それを防ごうとする人たちの人間ドラマだって書いてありますもんね。
どんな状況でも、あきらめない人がいる。
周囲の意見に惑わされず、信念を貫く人がいる。
私たちは信じている。
この国には、そんな熱のある人が残っていると。
国民を守るためにあらゆる手を使い、戦い続ける勇気のある人がいると。
これは、国家の危機に瀕してもなお、
一筋の希望の光を見出すために奮闘する人たちの物語である。
それにしても、豪華なキャスト陣ですよねー!
小栗旬、松山ケンイチ、仲村トオル、香川照之さんたちですよー。それに加えて、杉本哲太、風間杜夫、石橋蓮司、國村隼、小林隆、浜田学、六角慎司に宮崎美子、風吹ジュンetc・・・
力が入っているのがよーくわかります。
でもねー、ナレーションはいらないかも~~;
箱入り主婦baaba、最初ナレーションが入った時、「えっ?このドラマって総集編なん?」「もしかして副音声ガイド付きなん?」って思いましたもん~~;
もうちょこっと少なめでいいかもですよね。
箱入り主婦baaba的には、1973年版の藤岡弘さんといしだあゆみさんが出てた「日本沈没」が一番かなと。。。
箱入り主婦baabaの強烈に印象に残っている映画は、かれこれ50年近く前に撮られた1973年版の藤岡弘さんといしだあゆみさんが出てた「日本沈没」。邦画パニック映画の名作であります。この映画の中では、大地震の後に起こる地割れに火災や津波に洪水、家屋倒壊などで地獄絵図の中逃げ惑う国民が命を奪われる悲惨な場面が少なくありませんでした。
でも、この映画はただのパニック映画じゃなくて、その未曽有の危機に際して、丹波哲郎演じる総理大臣が、国民の為にプライドも何もかも捨てて他国に救済を求めて、諸外国に日本人をひとりでも多く受け入れて貰うように頭を下げて回る姿があります。
元々は、小松左京先生が描きたかった「日本沈没」は、「日本人が国を失って放浪の民族になってもまた日本民族として強く生き再起を果たしてほしい」思いが込められてるそうなんですね。そう考えると、懸命にひとりでも多くの日本人を国外に脱出させ救おうとする総理大臣の姿には心を打たれます。
で、何よりもラストがとても印象的で、見終わった後に余韻が残ります。
国土そのものを失って受け入れ国に散り散りに去っていく難民となった人々達の「喪失感」を痛いほど感じさせるシーンが映し出されます。
そのラストシーンでは、噴火から生き延びた玲子(いしだあゆみ)が、異国の列車の窓から雪深く暗い風景を眺めています。その頃、粗末な貨物列車に押し込められた日本人たちが皆空ろな表情をしている中、小野寺(藤岡弘)は熱い視線で列車の窓から外を眺めています。
生き延びていれさえすれば、いつかどこかで会えるかもしれない。。。
わずかな希望も捨てないと言うメッセージを感じさせるエンディングであります!
いやぁ、ほんと余韻が残る映画であります。
じゃけど、もし箱入り主婦baabaが他国で生き残っていたなら、・・・
「喪失感」と「虚無感」で、空ろな表情をしている人たちの中のひとりかも。もしかしたら希望も見出せずに、自分の置かれた状況に後悔の念ばかりにとらわれていたかもしれないなと。
と言うのも・・・
「このまま、なにもせんほうがええ」と言う考えも
ここ、名シーンなんですけど・・・
政界の黒幕の渡老人が、自分が三人の学者たちに作らせた「日本民族の将来」と言う報告書を総理大臣を呼んで手渡すシーンがあって、そこには3つのシナリオがかかれてあったんです。
1つめは国土を失った日本民族が世界のどこかに新しい国を建設するもの
2つめは世界各国に散らばって帰化するもの
3つめはそのどちらも不可能な国民のためのもの
でもって、その3つめのシナリオには三人の学者の一致した意見書も同封されていて、その意見書に書かれていたのが「このまま、なにもせんほうがええ」だったんです。
日本人全員総脱出は無謀なこと、ならば日本人は日本列島と運命を共にするのがいいと言う内容だったのであります。
でも、総理大臣は涙を流しつつ、その結論を胸に秘め、ひとりでも多くの人を救おうと国民の為にプライドも何もかも捨てて他国に救済を求めて諸外国に日本人を受け入れて貰うように頭を下げる脱出計画に邁進するのね。
もちろん、日本国民全員が国外へ脱出できるわけじゃないので自分自身で選択もします。
帰る国を失い難民となっても生き延びて海外に移り住む者、日本と運命をともにしようとする者。
ん~、箱入り主婦baabaじゃったら、もうどうしようもない災害の前には無気力になってなすがまま無抵抗で日本と運命を共にする方を受け入れてたかもしれないなって思ったりーー;
命を永らえても、生きていくたくましさがあるかどうか不安で自信もないし==;
何よりも、うちのおっさんや子供や孫たちや家族がすべてを失って放浪の民族になって、苛酷な生活を強いられるのを想像するだけで、自分の身を切られるよりもツライ==。
だとしたら「なにもせんほうがええ」そういった選択も「あり」かもしれないって思ってしまう、自分の心の弱さを実感したシーンなのでありました。
箱入り主婦baabaのつぶやき
最期の最後に、1973年版の映画「日本沈没」を観た時のトラウマ?いえいえ、想いがいっぱいこみ上げてきて変ちくりんなことを書いてしまいました~~;
はたして、TBSの日曜劇場【日本沈没-希望のひと-】のラストは、本当に原作のように日本が沈没するのかな?
「日本沈没ー希望の人ー」という題名がついているし、田所博士以外は、全てこのドラマのオリジナルキャラクターで、大きくアレンジを加えたストーリーだとのことだから、2006年に公開された草彅剛さんと柴咲コウさんの「日本沈没」みたいに日本の沈没を食い止める内容になるのかなとも思ったり。
じゃってな、田所博士も「日本沈没」じゃなくって「関東沈没」って言ってるし。
小栗旬さんや松山ケンイチさんなどを中心に有能な官僚や政治家、学者やリーダーの手によって日本沈没は回避されると言う、原作とは全く違うドラマになるのかなって思ったり、なってもいいんじゃないかと思ってる箱入り主婦baabaなのであります~~
政界のドンや古い確執にまみれた政治家や官僚たちと戦いながら、真のリーダーとなって日本を沈没の危機から救う希望の人となるアレンジストーリー。
その方がTBSらしいですもんね(~~)/
どうしても「日本沈没」って聞くと、原作の小説や1973年版の藤岡弘さんといしだあゆみさんが出てた「日本沈没」と比べてしまっちゃいますけど、あえて今そんな名作「日本沈没」を選んだのにはきっと自信があるんだと思います♪
なんたってTBSの日曜劇場ですもん!
みんなが望んでいる胸を熱くするアレンジストーリーをめっちゃ期待している箱入り主婦baabaなのでありました(~~)/
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もひとつついでに、小松左京先生の作品で、これも面白かったですよー。見てみられですっ♪